003大塚家具の父と娘の対決は久美子社長が勝利!61%の賛成であった。

勝久会長の株主提案は否決されました。

 

そもそもの親子の確執とは何であったのか。

勝久会長と久美子社長との間で、経営方針をめぐって対立をしていた訳なのですが、大塚家具としてはどちらの経営方針で今後進めて行くのかということが問われ、大塚久美子社長が勝利したわけであります。

久美子社長の提案には、出席株主の約61パーセントが賛成し、約10パーセントの議決権をもつ米国投資ファンド、ブランデス・インベストメント・パートナーズや約10パーセントを保有する大塚家の資産管理会社、ききょう企画から支持を得たものです。

多くの議決権もつ株主が久美子社長に賛同し、大塚久美子氏に軍配が上がったようです。

 

議長を務めた大塚久美子社長は、自分自身が提案する会社提案に「企業価値を向上できると確信している」と述べたようです。

一方の勝久会長は、「娘のクーデターで社長の座を奪われた」と言っていますが、株主からは、「親族のために株を買ったつもりはない。会社の姿がどうあるべきなのかが問われるべきだ」と父娘を批判する意見も出ました。

 

会長の勝久氏は、今までの会社のやり方、富裕層だけをお客として扱い、今までどおりの会員制にしてお客にべったり張り付いて、個々のお客の接待を行う方式をやるべきだとの方針でした。

 

また一方の久美子社長は、それではイケアやニトリの競争力に勝てない。

もっとオープンにして誰でもが自由に出入りできて全てのお客様を相手に商売をすべきだとの考えでしょう。

001

まあー今の時代に合わせて行こうとすれば、どっちかと言えば大塚久美子社長の考えが正論かと思えますね。

だって、この不景気な世の中でですよ、高級ブランドばかりを富裕層相手ばかりに売っていても、たかが知れてますよね。

 

それじゃ、イケアやニトリには到底勝てない気がしますね。

 

しかし、大塚勝久会長は、儲けよりも会社の企業価値、大塚家具というブランディングを大事にしようとしていますね。

安売りはしたくない、ですか。

大塚家具イコール、高級ブランドですね。

でも、それだけでは、大塚家具のブランドだけては、儲けがないといずれは倒産の危機にも陥る恐れがありますからね。

 

私的には、久美子社長の考えの方が今風で良いとは思うのですが、勝久会長の富裕層向けの高級家具のみを扱う店もあっても良いかなって思いますね。

ですから、二通りの店を構えてはどうなんでしょうかね。

 

高級志向の大塚家具店と一般向きする大塚家具店との店構えをするのですが、経営が難しくなるのかなー。

 

二兎追うものは一兎も得ずになる恐れがあるかもね。

 

 

だからどちらかの経営方針に決めないといけないのかなー。

 

 

スポンサードリンク