AKB48渡辺麻友・急性扁桃線炎で入院!!
人気アイドルグループの渡辺麻友が、急性扁桃線炎に罹り、治るまでの10日間治療に専念することとなったらしい。
このことは、2014年10月30日に同グループのオフィシャルブログで発表されたもので、公式サイトによりますと、病院で検査を受けた結果、急性扁桃線炎であることが分かり、医師の診断から約10日間治療に専念するということです。
ところで、この急性扁桃腺炎とはどんな病気なのか、
聞いたことはあるが、あまりよく知らない人が多いと思いますが、扁桃腺炎は割と多くの人が罹ったことのある身近な病気です。
扁桃腺は、口を大きく開けると喉の奥に見える、いわゆるノドチンコの両わきにあるのが扁桃腺です。
子供や大人にも見られる、細菌やウイルスによって引き起こされる扁桃腺の炎症です。
人間の鼻や口の中には生まれて数カ月で菌が常駐するようになり、新たな外からの悪い菌の侵入を防いでくれています。
たえず外界から鼻や口の中に入ってくる細菌やウイルスの侵入を、常在菌やそれまでに獲得した免疫によって防ぐことで健康な状態が保たれています。
しかし、風邪や疲労、過労等で身体が弱った時や、色々な病原体に対して免疫力が未熟な乳幼児では、病原菌やウイルスが体内に侵入し増殖することがあります。
この時に、喉の免疫の主力部隊である口蓋扁桃が病原体と闘って赤くはれている状態が扁桃腺の炎症であり、急性扁桃炎です。
口蓋扁桃だけでは戦力不足の時、頸部の首やほかの部分のリンパ節も応戦するため、そのリンパ節も腫れて痛みが出ます。
病原体を攻撃するために扁桃やリンパ節など体内から出る物質によって、体温の上昇や痛みなどの症状が現れます。
急性扁桃腺炎の原因は、
細菌やウイルスが原因です。
ウイルスというのは、インフルエンザ菌、溶血連鎖球菌、肺炎球菌、黄色ブドウ球菌などの常在菌で、風邪・疲労・喉の乾燥が引き金になって増殖します。
これらのウイルスや細菌により、扁桃線に炎症が起きてしまうのです。
引き金になるのは、大気中のホコリ、喫煙、飲みすぎ、食べ過ぎ、ストレスや過労が原因です。
症状としては、40度前後の高熱が出る。
身体がだるくなる。
頭痛、関節の痛み、悪寒、扁桃腺の表面に膿みが出る。
口を開いてのどの奥を見ると、のどちんこの両脇に白い点や膜が付着して赤くはれた口蓋扁桃が見えます。
治療の方法は、
薬物治療が主で、抗菌薬や消炎鎮痛薬を内服します。痛みが強く食事がとれない場合は、薬を点滴で投与する必要があります。