タレントの磯野貴理子(50)が脳梗塞で倒れて緊急入院したとのこと。
所属事務所の公式サイトで発表されました。
所属事務所によりますと、磯野貴理子は今月の23日に自宅で体調不良を訴え、夫の高橋東吾に付き添われて、都内の病院に救急搬送されたものです。
検査の結果医師から脳梗塞と診断された。
命には別状はなく、現在経過観察しながら養生しているということです。
今後は、病状を見ながら復帰を目指すつもりらしいです。
ところで、脳梗塞とはいったいどんな病気なのか。
脳梗塞は、脳の血管が詰まって血流がストップしてしまう病気のことです。
脳の血管を詰まらせるものの正体は血栓と呼ばれる血の塊で、血液の粘度が高くなると生じるものなのです。
血液の粘度を高くする原因は、高血圧や脂質異常症や糖尿病などの生活習慣病です。
脂肪や糖分などの過剰摂取、カロリーオーバーの食生活を長らく続けていると、血液がドロドロになり、やがて脳の血管を詰まらせ、血栓へと変化していきます。
脳の血管に血栓ができると、血流が流れなくなり、脳の組織にも血液が流れなくなり、酸素、栄養不足により壊死もしくは壊死に近い状態になってしまいます。
脳梗塞には、アテローム血栓症脳梗塞、ラクナ梗塞、心原性梗塞の3つに分類することができます。
アテローム血栓症脳梗塞
脳の太い動脈や頸動脈の硬化により脳梗塞が起きるタイプです。
ラクナ梗塞
脳の細い動脈(穿通動脈)に、1.5cm未満の小さな梗塞が生じるタイプで、日本人によくみられます。
脳血管のあちこちに生じた場合は、多発性脳梗塞と呼ばれます。
心原性脳塞栓
心臓で発生した血栓が脳の血管まで流れてきて、脳梗塞を引き起こすタイプです。
脳梗塞の前兆が分かれば発症や後遺症のリスクを回避できます。
脳の動脈血管に血栓が詰まる脳梗塞は、中高年に発症が多い病気ですが、糖尿病等の生活習慣病にかかっている、コレステロール値が異常に高いなどの方はリスクが非常に高いので、特に注意しましょう。
治療が遅れると重い後遺症や辛いリハビリが待ってますから、前兆があればいち早く気がつくことが大切です。