米国で、トーマス・エリック・ダンカンさんがエボラ出血熱に感染し
死亡したのですが、その看護師を務めていた女性看護師が感染しまた。
症状は安定していて回復に向かっているようですが、彼女はダンカンさんの
身体には直接触ったことがないらしく、防護服も着用していて感染したもよう
です。
それに、ダンカンさんは隔離病棟で隔離されていて、エボラ出血熱そのものも
空気感染することはないらしく、どうして看護師の彼女に伝染したのか
不思議な感じがするのですが、防護の順序がマニュアル通りではなかった
との声もあります。
普通にしていれば、感染しにくいウイルスだと言われているにもかかわらず
こんなにも感染し死者がでているのですから油断が出来ません。
WHOの発表によりますと、現在感染者は8914人で死者が4447人で、
約50%の致死率となっています。
よっぽど運が良くないと、もしくは身体に抵抗力がないと死亡となりますね。
今のところ、エボラ出血熱は、エイズ(HIV)よりも怖いと恐れられて
います。
西アフリカの3カ国(シエラレオネ、リベリア、ギニア)で今後も感染し
死者が増加することは否定出来ず、死者が500万人に達するのではないかと
言われています。
何とか早くエボラ出血熱に効果のあるワクチンの開発を急いで欲しいものです。
日本の製薬会社、富士フイルム傘下の富山化学工業の抗インフルエンザ薬の
「アビガン」が効果が期待され、エボラ出血熱の患者に投与されたのは
2例目で、いずれも効果があり、回復して退院したもよう。
ただ、厚生労働省の認可が下りてなくて、正式には使用できない。
もし、このまま感染が拡大し、日本に入ってきたら、どうなるのか。
考えただけで恐ろしいですね。
米国で患者が発症したのだから、日本上陸も視野に入れないと駄目なのかも
しれないですが、そうなると日本国内がパニック状態になりますね。
でも、試薬の臨床試験なんかなかなか出来ないでしょうね。
患者も日本にはいないのですから。
海外に試薬品をもっていて試して貰うほかないようですね。
日本の素晴らしい技術で、効果の期待できるエボラウイルスワクチン
を開発して欲しいです。