ビタミンDが認知機能と筋力低下、ガンの予防に効果があることが分かりました。
反対に、ビタミンD不足が認知症のリスクを高めることが分かったのです。
認知症と寝たきりを防ぐためには、ビタミンDが必要なのです。
ビタミンDは、カルシウムの吸収を助け、骨や血液中のミネラルの濃度を調節していますが、そのカルシウムは骨や歯だけでなく、実のところ脳や神経にとっても重要な働きをしているのです。
そのカルシウムの相棒のビタミンDも同じくらい大切な働きをしているのです。
また、ビタミンDの働きには、筋肉を増強する働きがあります。
血液中のビタミンDの濃度が高いと、それに比例して筋力も高いことが報告されています。
ただし、最近の研究で分かってきたことは、ビタミンDは筋肉の成長には間接的に関与しているということのようです。
タンパク質の合成は、筋肉増強の鍵となる重要なプロセスで、筋トレなどで負荷の掛かった筋肉を修復することでより強い筋肉が出来るようです。
ビタミンDは、骨には勿論のこと筋肉を増強するうえでも必要な栄養素と言えるようです。
ビタミンDの効果的な摂取法とは?
ビタミンDはレバー魚、卵、牛乳、肝油に多く含まれ、また太陽光を浴びると皮膚でも合成できますが、現在の研究では食事から取るのが一番良いと言われています。
ビタミンDの健康効果の一番は、骨を丈夫にすることで、それはカルシウムの吸収を助ける作用があるからです。
ですから、ビタミンDが不足すると、カルシウムが上手く吸収できずに骨粗相症や動脈硬化の可能性を高めてしまうこともあります。
ビタミンDの量は認知機能と足腰の筋肉機能と比例していて、記憶力の良い人ほど、ビタミンDの血中濃度が高い結果になっています。
また、ビタミンDの機能とは、衰えた細胞を修復する機能があったり、がん細胞を死滅させる働きががあります。
ビタミンDを多く含む食材は、あんきも、しらす干し、いわしの丸干しなどの魚介類、キクラゲ、干し椎茸、マイタケなどがありますが、上手く食材を利用して摂取するようにしましよう。
体内のビタミンDの量を増やすには、魚の鮭に多く含まれるので、ビタミンDの摂取にはもってこいの食材です。
ビタミンと言えば野菜を想像しがちですが、あいにくビタミンDは、野菜には含まれていません。
健康効果が期待できる、体内のビタミンD量は、30ng/mlあれば良いのですが、現代人は足りていない人がほとんどです。
またビタミンDががん細胞を死滅させることも実験で分かってきています。
ですから、我々の日常生活にはビタミンDは欠かせない栄養素なのです。