昔は直ぐに、怖い死に結びつく乳がんだと言われていたようなのですが、最近では、治るガンの1つとなっているようです。
現在では、色々な統計データーがガンでも取られていますが、その中で、乳がんの5年生存率は、91.1%と、かなりの確率で生存率が高くなってきています。
小林麻央さんの乳がんのステージは、おそらく、ステージ3ではないかと言われていますが、それでも生存率75.9%と非常に高いです。
この統計は、全国ガン(成人病)センター協議会発表のものです。
このデーターから見ると、麻央さんの症状は明るいものと言えるのですが、なぜか海老蔵さんの会見では、暗く硬い表情でしたからね。
ただ、海老蔵さんいわく、「深刻なレベル」というのが、ステージ3なのか、ステージ4なのか。
小林麻央さんのガンタイプは?
乳がんのタイプは、2つに分類されると言われていますが、それは「ルミナルタイプ」と「ノンルミナルタイプ」の2つに分けられます。
ルミナルタイプと言うのは、全体の乳がんの80%を占めていて、北斗晶さんがこのタイプです。
このタイプは、女性ホルモンのエストロゲンが原因で出来るガンで、ホルモン療法で治療することが可能なガンなのです。
一方の小林麻央さんの乳がんは、ノンルミナルタイプだと思われるようです。
この、ノンルミナルタイプのガンは、女性ホルモンのエストロゲンが関係しないで発症したガンで、極めて悪性度が高いとガンだとされています。
このタイプのガンは、前触れもなく急に現れるので、早期発見が難しく、専門医が触診しても分からないと言われています。
しかも、ルミナルタイプと違って、若い人達にでも発症することが多く、進行も早いようです。
そのことからも、小林麻央さんは、ステージ4ではないかと言われています。
ステージ3以降が進行ガンで末期ガンだと言われています。
【引用元:週刊現代 2016年6月25日号】
小林麻央さんは、33歳と若いですし、海老蔵さんも、スピードが速いし深刻だといっていましたから、それらの情報から考えて見ますと、「ノンルミナルタイプのステージ4」ではないかと思われます。
また、更に進行性の乳がんには、2つのタイプがあります。
この間のテレビ記者会見で、海老蔵さんが、麻央さんの乳がんについて、進行性のガンだと説明していましたが、これには2つのタイプがあります。
まずはその1つのガンである、「局所進行性乳がん」とは、リンパ腺まで転移したガンで、皮膚や胸壁まで浸潤しているので、手術が難しいです。
その場合は、抗がん剤などでガンを小さくしてから手術を行い、切除するそうです。
もう一つの進行性乳がんは、「転移性乳がん」は、発見されたとき既に他の臓器、例えば、肺、骨、脳などに転移しているガンのことを言います。
どこか1つの部位にでも転移していたら、既にガンは身体全身にガン細胞が飛び散っていると考えられますから、手術せずに抗がん剤治療となります。
ところで、海老蔵さんの会見の内容から、「抗がん剤治療を行ってから、手術の道がある」とのことでしたから、おそらくは、前者の「局所進行性乳がん」だと思われます。
もし、そうだったら、現在では、抗がん剤治療が発達してますから、治る可能性が高くなり、その逆の「転移性乳がん」なら、かなり厄介なものになりそうです。