麻央さんは、約1年8ヶ月前の人間ドックで、乳がんであることが判明したものです。

現在のステージは言えないものの、かなり深刻なステージであることを認めたようです。

現在、抗がん剤による治療を行っていますが、機会を見て手術に踏みきるようです。
乳がんと判明してからの1年8ヶ月は、公開できずにと言うより隠して起きたかっ事を言ってました。

1年8ヶ月前からずーっと辛い毎日であったことも報告となった。
それでは、進行性の乳がんとは、どんな病気なのでしょうか。

乳ガンは、比較的進行速度の遅い、緩やかなガンなのですが、しかし放っておくと少しずつ大きくなります。

しかし、乳がんは、まだまだ小さいと言われるうちから、早期の段階で他の部位に転移するケースが多く、血液やリンパの流れに乗って、リンパ節や他の臓器への転移が多く見られます。

乳がんが一番転移しやすいリンパ節は、ワキの下にあり、転移しやすい臓器は、肺、肝臓、骨、脳などです。

リンパ節や他の臓器に転移を起こすと、治療が難しく、乳房を温存する治療が出来なくなります。
乳がんのステージと進行度

乳がんは、しこりの大きさ(T)・リンパ節転移の有無(N)・遠隔転移の有無(M)によって、「TNM分類」と呼ばれる方法で分類されます。

TNM分類された結果によって、ステージ0~IV期の8期に分類されます。

 

ステージ 状態
ステージ0 ごく早期の非浸潤がん
ステージⅠ 腫瘍の直径が2cm以下でリンパ節へ転移していない
ステージⅡA 腫瘍が確認できないか、腫瘍の直径が2cm以下であり、わきの下のリンパ節へ転移している。または、腫瘍の直径が2.1~5cm以下であるが、わきの下のリンパ節へ転移していない
ステージⅡB 腫瘍の直径が2.1~5cm以下であり、わきの下のリンパ節へ転移している
ステージⅢA 腫瘍の直径が2cm以下で、わきの下のリンパ節へ転移しており、周辺の組織と強く癒着している。または、わきの下のリンパ節への転移はないが、胸骨の内側のリンパ節が腫れている。または、腫瘍の直径が5cm以上であり、わきの下のリンパ節や胸骨の内側のリンパ節へ転移している
ステージⅢB 腫瘍がの大きさやリンパ節への転移の有無は関係なく、腫瘍が胸壁と強く癒着していたり、皮膚表面に進出していたり、皮膚のくずれがみられる。炎症性乳がんはこのステージに該当します
ステージⅢC 腫瘍の大きさに関係なく、わきの下のリンパ節と胸骨の内側のリンパ節の両方に転移している。または、鎖骨周辺のリンパ節に転移している
ステージⅣ 乳がんが、骨・肺・肝臓・脳など、他の臓器へ遠隔転移している

ステージ0~Ⅲ期は、外科手術が主な治療の方法となります。

最近の乳がん手術では、出来るだけ乳房を残す、温存手術が行われているので、腫瘍の大きさが4cm以下で腫瘍が単独、または複数あっても近くに2個程度の腫瘍が認められる程度なら、温存手術が行われるようです。

また、化学療法、放射線療法などを併用し、ガンを縮小させたり、再発を防ぐ治療が行われているようです。

 

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