血圧が高いので、減塩や運動には気をつけているが、なかなか改善しない。
血圧が高いから、脳卒中や心筋梗塞、脳梗塞が怖いと、あなたは悩んでいませんか。
あなたの血圧が上がってしまった原因はやはり、食事や生活習慣があります。
もちろん、遺伝的要素もあるかと思いますが、多くの方は生活習慣の乱れが主に考えられます。
例え遺伝的な原因であっても、今更どうにもならないので、食事療法や生活習慣の見直しなどを図り、血圧を下げる事に注視しましょう。
しかし、よく言われることに、血圧の上がる原因には、塩分(ナトリウム)の摂りすぎをよく言われるのですが、塩分の摂りすぎで血圧の上がる食塩感受性の人は、高血圧症のわずか20%だと言われています。
残りの80%がその他の原因だと言われています。
塩分を選らせば血圧は下がるという根拠のない療法では、血圧は下がらないことが段々と分かってきたようです。
しかし、未だに貴方を含め、私達がしていることは、
・とにかく、塩分を控えるようにしている。
・医者の指示通りに薬を飲み続けている。
・なるべく沢山の水を飲むようにしている。
・できるだけ運動をしているが続かない。
・高血圧はそう簡単には治らないので、必要以上に気にしないことにしている。
もし、そのような治療方法を続けているのなら、間違った治療法を続けているのかも知れませんね。
一般的に、血圧が高めになってきたら、塩分控えめの食事をしつつ、血圧を下げるための薬を一生飲み続けていくしかない、とされてきたのです。
しかし、正しい食事療法を行えば、病院に行かずに、自宅で簡単に実践できる方法なのです。
じつは、血圧を改善する方法など、あなた自身でできることは沢山あるのです。
まず一番最初にあなたが取り組まなければならないのは食事や生活習慣を正しく改善していくことです。
それだけで高血圧はかなりの確率で改善していきます。
「本当に食事だけで、血圧が下がるの・・・・??」って思いますよね。
そう思われるのは当然なのですが、一部の原因を除き、高血圧になった原因は、毎日摂取する食事と生活習慣なのです。
間違った食生活で血圧を上げてしまったのですから、それを直すには食生活の改善が求められるのです。
しかし、「食事指導なら病院でしてもらっていますが」と言う声が聞こえそうですが、確かに病院で食事指導を受けておられる方も沢山いらっしゃることかと思います。
でも、血圧を下げる食事療法は、病院の指導ではなく、少し違ったものになります。
それは、病院の食事療法は、塩分控えめの食事が中心となるからです。
何度も言いますが、食塩(ナトリウム)に反応する人、反応しない人がいるということです。
日本の研究機関在籍者では初めてとなる『米国心臓協会Corcoran 賞』を受賞した東京大学医学部の藤田敏郎教授の研究(1995年)によると、 人間には2種類のタイプがあるとわかったのです。
それは、
1.食塩を取ると血圧が上がる人=「食塩感受性」
2.食塩を取っても血圧が上がらない人=「食塩非感受性」
「食塩感受性」の人は、これまでの常識通り、塩分を取れば血圧が上がってしまいます。
日本人では、食塩に反応して血圧が上昇する割合は、20%で、残りの80%は、食塩非感受性なので、いくら塩分をとっても血圧がそのために上がることはありません。
ですから「食塩非感受性」の人はなんと、塩分と血圧に相関関係はないのです。
つまり、いくら塩分を取っても血圧が上がらないのです。
食事で血圧を下げる方法は、本当にお勧めです。
あなたも今まで、塩分を控えれば血圧は下がる、と思っていませんでしたか。
実のところ、ほとんどの日本人は、いくら塩分を控えても血圧は下がらないのです。
このことは、最近の医学会では常識となりつつあり、多くの学者が、塩分と血圧は無関係である。と声を大にしています。
先日のNHKで放映のありました、「ためしてガッテン」でも、この食塩感受性が取り上げられ、大きな話題となりましたね。