コレステロールには、悪玉コレステロール(LDL)と善玉コレステロール(HDL)の2つがあります! |
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私達の身体の中には、善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)の2つを持っていますが、悪玉コレステロールが多いと、心筋梗塞や、脳梗塞のリスクが高まったりします。
これは、悪玉コレステロールが起因していることが多いためです。
このことから、悪玉コレステロール(LDL)の数値が高い場合は、脂質異常、高血圧、糖尿病、動脈硬化、腎臓疾患、心疾患などのリスクが高まります
悪玉コレステロール値が高くなると、まず最初に現れるのが脂質異常で、いわゆる血液がドロドロの状態で、動脈硬化や高血圧が進行している状況です。
悪玉コレステロール(LDL)が120~139mg/dlは、数値が高くなっているので、早急に食生活の改善、適度な運動、節酒、禁煙などを心がけることが必要です。
さらに、140mg/dl以上になると、病院で薬を処方してもらうレベルです。
200mg/dlを超えてくると、血流が突然つまる心筋梗塞や脳梗塞のリスクが一段と高まりますので、直ちに病院での治療が必要です。
悪玉コレステロール(LDL)を下げる方法とは! |
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それには、食生活の改善、適度な運動、節酒、禁煙などを行い、(LDL)を下げる努力が必要です。
また、食生活の改善では、糖質・脂質の多いものは控える
多量の飲酒はしない(重要)
青魚(DHA,EPA)をなるべく多めに摂取する(重要)
オメガ3系の食品(アマニオイル、ナッツ等)を摂取する(重要)
水溶性食物繊維を多く含む野菜、芋、豆などの食品を摂取する。
抗酸化食品のそば、緑茶、大豆、ウコンなどの摂取
DHA,EPAなどのオメガ3系のサプリを飲む(重要)
適度な運動が必要で、ジョギング、ウォーキングなどの有酸素運動を行う。
禁煙は絶対に止めるべきで、悪玉コレステロールを上げるだけでなく、身体にいいことは何一つありません。
過度のストレスはためることは、万病の元ですから、ストレスを溜めない生活をしましょう。
悪玉コレステロール(LDL)を下げる食品をとると効果的なのですが、どんな食品があるのでしょうか? |
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1.DHA・EPAが多く含まれる青魚の摂取が一番望まれるのです。
イワシ、サバなどに含まれるEPA・DHAは健康的な生活を送るために必要な必須脂肪酸です。
中性脂肪を下げて、血液をサラサラにしてくれる働きがあります。
中性脂肪を減らすことは、悪玉コレステロール(LDL)を下げるのにとても重要で、最近では北極オキアミから抽出されたクリルオイルが身体に吸収されやすく注目を浴びています。
青魚などの魚系が苦手な方は、サプリメントでいいから必ず補いましょう。
2.オメガ3脂肪酸が豊富なオメガ3オイル
アマニオイルやエゴマオイルなどのオメガ3オイルには、オメガ3脂肪酸が多く含まれています。
因みに、DHAやEPAなどもオメガ3の一種です。
オメガ3脂肪酸は動脈硬化を予防し、悪玉コレステロールや中性脂肪の値を下げるくれる働きがあり、また、多くの生活習慣病の予防に効果を発揮することが報告されているのです。
これらのオメガ3オイルは、加熱すると直ぐに成分が劣化を起こし効果がなくなるので、そのままスプーンなどで飲むか、サラダの上から直接かけて食べることが最も良い食べ方です。
3.オメガ3脂肪酸が多く含まれているのは、ナッツ類です。
ナッツ類の特に胡桃には、オメガ3脂肪酸が多く含まれています。
オメガ3脂肪酸には、コレステロールや中性脂肪値を下げ、心臓病、脳溢血、ガン、脳卒中、高血圧、糖尿病、肥満などのいわゆる生活習慣病の予防に効果を発揮すると報告されています。
胡桃などのナッツ類は食べやすくて手軽にオメガ3脂肪酸が摂れるのが魅力なのですが、ナッツ類の商品には食塩が多く含まれますので、無塩の商品を選ぶことが大切です。
4.ナットウキナーゼが含まれている納豆なのですが、この成分は脳梗塞や心筋梗塞の原因となる血栓を溶かす働きのある重要な成分です。
悪玉コレステロールが高くて、血栓の心配の方などは毎日でも納豆を食べることをお勧めします。
しかし、納豆にはナットウキナーゼの他に、血液の凝固を促進させる働きのある、ビタミンK2も含まれていますので、そのためビタミンK2の除去されたナットウキナーゼのサプリが商品化されていますので、納豆に比べて優れた血栓溶解作用を持っています。
5.アリインが多く含まれるニンニクは、古くから疲労回復の効果で期待されている健康食品ですが、ニンニクのコレステロールの減少効果について、ある、なしと色々言われているようです。
しかし、ニンニクは抗酸化活性を高め、コレステロールを減らす効果が期待できるという意見が多いようです。
6.アルギン酸が多く含まれるコンブ類
ワカメやコンブ類には、水溶性食物繊維が豊富に含まれているので、悪玉コレステロール(LDL)を下げる働きが期待できます。
また、コンブ類には、フコダインという成分が含まれていて、健康食品としては打って付けなので積極的に食することをお勧めします。
7.エリタデニンが多く含まれる椎茸には、悪玉コレステロール(LDL)を下げる働きがあるようですが、椎茸に含まれるナイアシンはビタミンの一種で血液中の中性脂肪を減らすと共に、VLDLというタンパク質の合成を抑える働きがあります。
8.カテキンを多く含む緑茶は脂肪やコレステロールの吸収を抑える働きがあり、食事中に飲むことで余分なコレステロールの吸収を阻害してくれます。
9.水溶性食物繊維が豊かに含む野菜類には、悪玉コレステロール(LDL)を下げる働きがあります。
水溶性食物繊維を多く含む食品は、エシャレット、ニンニク、ゴボウ、アボカド、あしたば、キンカン、ゆりね、オクラなどの多くの野菜類に含まれているので、積極的に摂りましょう。
悪玉コレストロール(LDL)を下げる食事を毎日、十分にとるのは、実際には非常に大変です。
特に、中性脂肪値にも働きかける、オメガ3脂肪酸のDHA・EPAを十分に接するのは、現代の食事で摂取することは、かなり難しいかも知れませんね。
もしそうなら、悪玉コレストロール(LDL)を下げるのに効果的な成分を簡単に摂取できるサプリメントを活用するのも1つの方法かと思います。