今いくよ・くるよの今いくよさん(本名・里谷正子=さとや・まさこ)胃がんのため28日午後5時58分、ご逝去されました。
謹んでお悔やみ申し上げます。
今いくよ(67歳)さんは、昨年の9月に胃がんと診断されましたが、同11月に舞台復帰しまた。
今月の11日まで舞台に出演していたようです。
いくよさんは、20日に自宅で腹痛を訴え、府内の病院で検査を受けた後、そのまま入院となったようです。
病床でもギャグを忘れず、周囲に心配掛けまいとしていたようです。
しかし、26日から意識が薄れ、くるよさんがマッサージをしてみても反応がなく、さっきまで元気やったから絶対に治ると信じていたようですが、駄目だったようで、最後はくるよさんが看取ったようです。
いくよさんは、昨年の9月に体調不良を訴え、検査の結果、進行性の胃がんであることが分かったのです。
それでも、手術せずに抗がん剤治療のみを続けたようです。
それでは、今いくよさんを苦しめた胃がんとは、どんな病気なのでしょうか。
胃がんとは胃の粘膜にできた悪性腫瘍のことを言います。
胃がんは主に男性に多く見られ、年代で見ると、50代~60代の方に多く集中しています。
胃がんが近年は減少傾向にあるのですが、それは最近健康診断や人間ドックの普及により、早期発見が出来るようななったからなのです。
治癒率も早期発見の場合だと、95パーセント高く素晴らしい実績を誇っています。
しかし、胃がんが減少してきたといってもまだまだで、肺がんについで2番目に多いガンとなっています。
胃がんには大きく分けて、早期胃がんと進行胃がんの二つに分けられますが、今いくよさんは進行胃がんでした。
早期胃がんとは、胃壁は内側から、粘膜、粘膜筋板、粘膜下組織層、筋層、漿膜層の順に層を形成していますが、がんの浸潤が粘膜下組織層にとどまっていることを言います。
進行胃がんとは、がんが筋層から漿膜層の範囲まで浸潤したことを言います。
胃がんの特徴としては、胃がんの症状として非常に分かりにくく、胃がんと診断されたときにはガンが他の部位に転移し、手遅れになっていることが多いのが現状です。
早期がんの場合は、下記のような症状がでますから、気を付けて胃がんでないか疑って下さい。
・胃の不快感・違和感
・げっぷが多く出る
・食欲不振
このような症状だけでは、極めてわかりにくい症状かもしれません。
しかし、胃が弱くなっていることを警戒するようにしましょう。
ところが、進行胃がんになってくると、下記のようにはっきりと症状が出始めます。
・食欲不振がひどくなる
・衰弱してくる
・お腹が張ってくる
・血を吐く
・便に血が混じる
・体重減少
などの日常生活では考えられないような症状が出始めます。
ガンが進行すると、ガン細胞が血液内に入り込みます。
血液に癌細胞が入り込むと肺、脳、肝臓などの臓器にがんが転移する恐れがでてきます。
ならば、どうして胃がんになるのか?
胃がんは日本人に多いガンとして知られています。
それは、胃がんの原因としてもっとも考えられるのが、食生活なのです。
塩分の過剰摂取、動物性食品の摂りすぎなどが考えられます。
そのうえ、必要ビタミンの不足、タバコの吸いすぎなどが上げられます。
その他、ヘリコバクターピロリ菌が胃の中に存在することも、大きなファクターだと言われています。
因みに、今いくよさんは、喫煙家でしたね。