大山のぶ代2ドラえもんの声で有名な、大山のぶ代さんが認知症と闘っているという、ショッキングなニュースです。

テレビ朝日系の人気番組でありました、ドラえもんの声を26年間吹き込んでこられた大山のぶ代(78)さんが認知症であることを、俳優であり夫の砂川啓介(78)氏が告白したものです。

大山のぶ代さんは、日常の生活では、直前に話した内容、2分前の事も忘れるらしく、得意であった料理も今は作れないらしく、家政婦さんや周りの人にお願いしているらしいです。

入浴も1人では無理らしく、家政婦さんやマネージャーさんの手を借りて行っているらしいです。
しかし、仕事の意欲はプロらしく未だにあるし、身体的には非常に元気で、台本があれば声優としての仕事を行う意欲を見せているとのことです。

今までは料理上手で知られていた大山のぶ代さんが、今では全く駄目とか、洗濯するにも洗剤を入れることをしないで洗い物をしているということらしいのですが、やることが全ておおざっぱになるのが認知症だと言うことです。
大山のぶ代1
大山のぶ代さんを襲った認知症とは、どんな病なのでしょうか。

日本の高齢者の65歳以上の認知症患者は、現在のところ推計ですが15パーセントで、2012年時点で約462万人もの患者がいます。
その認知症の前段階である軽度の認知症患者を含めると、862万人もの患者数になります。

実に65歳以上の4人に1人が認知症または認知症予備軍なのです。

認知症と言っても、認知症にはいくつかの種類がありますが、主なものとして以下に挙げるもので

・アルツハイマー型認知症
・脳血管型認知症
・レビー小体型認知症
・前頭側頭型認知症

などがありますが、このうちの約60パーセントはアルツハイマー型認知症で、約20パーセントは脳血管型認知症によるものです。
一般的には、認知症と言えばアルツハイマー型認知症と思ってしまいますが、それぞれの型の症状により、適切なケアや治療方法が異なります。

認知症とは以前は痴呆症と呼ばれ、記憶障害を中心とした中核症状と、そこに本人の持つ性格や環境などが加わって起こる周辺症状があります。

中核症状とは、脳の神経細胞が破壊されることにより起こる症状で、代表的な症状としては記憶に障害が出ます。
特に、直前に起きた事柄も忘れてしまうような症状が見られ、そのくせ古い過去の思いでは何かは残っていますが、それすらも症状の進行とともに失われていくようです。

又論理的な思考能力の低下、判断力の低下や時間、場所の認識が出来なくなる見当識障害等があります。

また、周辺症状とは中核症状以外の周辺で起こる症状で、妄想を抱いたり、幻覚を見たり暴力を振るったり、徘徊をしたりするような精神障害が現れます。
それと同時に鬱や不安感、無気力と言った感情障害も出てくることもあります。

周辺症状はその人の性格や環境、それに人間関係が関係して起こることがあり、そのため認知症患者それぞれに症状が異なり、接する人や日時、場所などにもより大きく変わってきます。

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