エッー、何、無菌性髄膜炎症候群って?
知らないですよね。
そんな病名。
無菌性髄膜炎症候群は、身体の中の髄膜という部所が、
なにかしらのウイルス等によって炎症を起こす病気です。
無菌性とは、細菌ではないもの、という意味で、
普通ではウイルスにやられる場合が多いのですが、
中には寄生虫やマイコプラズマの仕業という場合もあります。
そして、髄膜とは何なの??・・と言いますと、
私達人間の脳と頭蓋骨の間に有って、脳を覆っている膜のことです。
この脳を覆っている膜、髄膜にウイルスなどが原因で
炎症ができる疾病を無菌性髄膜炎症候群といいます。
無菌性髄膜炎症候群の症状は
発熱や頭痛、嘔吐などが主な症状です。
また、うなじが硬くなったり、膝や股が曲げづらくなったり
伸ばしづらくなったりしますね。
まれに、意識が薄れることもあります。
髄膜炎の炎症の原因となるウイルスによっても
他の違った症状が出ることもあります。
辻希美さんは、むくみが酷いということでしたが
これらの症状が、無菌性髄膜炎症候群が原因なのか
薬の副作用なのかは、報道されている内容からは
分かっていません。
無菌性髄膜炎症候群の治療法は、ほとんどが入院して
対症療法で治療を行います。
ウイルスをやっつけたり、取り除いたりをしないで
発熱、頭痛、嘔吐などの症状に対して治療を行って
いきます。
嘔吐が酷く脱水症状が酷くなると、その時は点滴などをして
脱水症状を緩和し、様子を見るということになります。
通常は、1週間~2週間の入院で回復しますが、
ウイルスの種類によっては、長期化する場合もあるので
注意が必要です。